【雑談】推しが死んだことない話

私は、オタクである。


熱中している時期もあれば、そうでもない時期もあり、正直にわかなオタクではある。

 

にわかオタクではあるが、その影響で今世間で流行っているジャンルぐらいはなんとなくわかる。
昔ハマったジャンルの神絵師たちをtwitter,pixivでフォローしていたら、それらの界隈のジャンルの移ろいをなんとなく察知できる。

 

そんなにわかオタクをやっていて、たまに、ネット上や知人との会話のなかで、話題に出てくるのが、「推しの死」

 

「推しの死」とは、好きなキャラクター(=推し)がストーリー上で死ぬことである。

 

推しキャラが死ぬなんてさぞかし辛いことだと思うが、なんせ経験したことのないので、実際どれぐらいの絶望が訪れるのか想像ができない。

 

推しの死を実感できない自分に、今までの推したちについて振り返ってみることした。

 

 

我が推したち


自分の歴代ハマったジャンルと推しについてふりかえりつつも語りたい。
ここであげるもの以外にも好きなジャンルはあるが、自分史に残るジャンルのみあげさせてもらう。

 

テニスの王子様

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推し:忍足侑士、柳蓮二

 

中学生たちがテニスをする話。

出会いは小学校4年生。私をオタクにした犯人。

皆さんご存じの通り「テニス」をする漫画なので、まず人が死なない。

もちろん、推し達も存命かつまだ中学3年生。

二次創作の出会いがこの作品。

二次元のキャラクターに恋をしたのもテニプリが始めてである。

 

2000年代の地方の学生オタクなんて、アニメの放送はないし、イベントもないので、単行本と週刊誌を買う、アニメをレンタルする、そしてネット上の二次創作(小説・イラスト)を見ることぐらいしかできませんでした。

 

 

ヘタリア

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推し:ロシア、アメリカ

 

国を擬人化した概念的な話であり、まず死なない。

滅んだ国さえもキャラとして元気にいる。

この時ぐらいから、ニコニコ動画の二次創作動画に出会います。

ヘタリアは積極的なオタ活したわけじゃないけど、ヘタリアのおかげで世界の国々に詳しくなったし、ヘタリアが好きすぎて、ヨーロッパ旅行に行く原動力にもなった作品。

 

おそ松さん

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推し:箱推し(六つ子全て推し)

 

赤塚不二夫生誕80周年記念に作成された作品。

ニートの六つ子の話である。

これもある意味概念的な話で、むしろ何回も死んでるけど、次の回では生き返っている。
この作品は社会人になってハマった沼なので、死ぬほど散財しました。

グッズ購入からイベント参加のための遠征等。

貯金を減らすことはなかったのですが、お金は全くたまらなかったのを覚えています。

 

ツイステッド・ワンダーランド

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推し:トレイ・クローバー、リーチ兄弟

 

今はまっている、ディズニーのヴィランズをモチーフにしたソシャゲ。


ソシャゲのキャラクターって多分死なないよね。

ソシャゲたちの本当の死はサービス終了の日ぐらいだろうか・・・。

 

こう推したちを並べてみて、見事に推しどころかキャラが死なないジャンルばかりである。

進撃の巨人とかもハマったんだけど、途中で熱が冷めたので、推しが生きてるのか死んでるのかもわからない。

 

改めて「推しの死」について考えてみる

推しの死ってどんな感じなんだろうか。

 

連載している作品だったら、今後回想以外出てこなくなって、単純に寂しくなるのだろうか。


それとも私の想像以上の絶望が待ち受けているのだろうか。

 

二次創作における推しの死は、嫌いではない。むしろ好きだ。

原作では生きてるわけだし、パラレルストーリーとして十分に楽しめる。

 

生きがいがなくなったような感じになるのだろうか。

そう考えると、胸が苦しくなる気もする。

 

余談:劇場版鬼滅の刃を見た話

※鬼滅のネタバレが多分あります。

 

鬼滅自体あまりハマらなかった作品ではある。(アニメ視聴のみ)

しかし、ここまで流行ってるのであれば話のタネとして映画もみておくべきだろう、ということで劇場まで足を運んだ。

 

無限列車編は、おねむり〜の鬼さんより炎柱の煉獄さんのストーリーである。

 

劇場でみる前に、Twitterのトレンドで結末は知ってしまっていたが、この映画で煉獄さんが死ぬ。

 

鬼滅では推しキャラがいないので、オタク特有の気持ちの高揚なしに作品を視聴していたが、煉獄さんの熱い想い、信念を貫いた真っ直ぐな戦い、そして美しい最期・・・。

 

彼の死を通して、私の中で煉獄さんが推し成り上がった。

 

推しの死は経験していないが、死を通して推しになる、という不思議な経験を劇場版鬼滅の刃では得ることができた。

 

おわりに

大人になるにつれ、何かに熱中することが減ってきた。

現実の誰か熱烈な恋心を抱かぬようになったように、2次元の彼らにも身銭を切る思いで推せなくなったのも事実である。

 

これからの人生、はたして、「推しの死」に直面できるのであろうか。

 

また人生の楽しみが増えてのであった。