今日は気の向くままに、宮崎市内を巡った。
そんな1日を記録として残そうと思う。
宮崎神宮
「キキタビ」の御朱印集めに、宮崎神宮へ。
宮崎県民として、初詣に必ず訪れる宮崎神宮。
普通の日に訪れたのは初めてかもしれない。
御祭神は神武天皇。
神武天皇といえば、初代天皇。
宮崎神宮は、神武天皇の鎮祭したのが始まりと言われているようだ。
ただ、神武天皇が宮崎の宮とした地かどうかは諸説あるらしい。
今の本宮は、戦後あたりにできたようだ。
今回の御朱印は、キキタビ限定デザイン。
参道右手にある庭。
小道でつながる総合博物館へ。
宮崎県総合博物館
民家園
総合博物館へ向かう道の途中にある民家園。
地方独特の建築様式をもつ民家を復元した園庭。
国の重要文化財と県の有形文化財に指定されている。
昔ながらの日本人の暮らしを感じたが、欧州の同時代の建築物を見たことがある身からすると、文明の差を少々感じてしまった。
ただ、地震の有無や気候、土地固有の資源、島国かどうかなど様々な要因があるから一概にどうとは言えないんだけどね。
土足禁止、とのことで、靴を脱いだら上がってもいいらしい。
それにしても、綺麗な管理状態だった。
なんかいる。↓
小雨の降る中一人で(そして周りに誰もいない)状況で見て回った。
おばけが出るなら、このタイミングでしかないよなと思いつつ、現れたのは民家園ボランティアの清掃おじさん。
展示の中にも、管理ボランティアを募集していたが、今後人手不足になるんじゃないかと心配になった。
これからの時代に合った管理方法はなんだろうかと、勝手ながら一人で考えていた。
絶滅モンスター展
別記事に作成しました。
期待以上に楽しい展示会だった。
自然史展示室
絶滅モンスター展を行ったついでに、勢いで行ってしまった自然史展示室。
宮崎の自然を体感できる展示室である。
子どもの時からかなり訪れている場所であるが、いまだに好きな展示室である。
緊急事態宣言ということもあり、接触があるスイッチやパソコンのマウス、双眼鏡などは使用禁止となっていた。
流れるように見て回ったが、今回印象に残ったところは、「宮崎にしかない植物が15種もある」ということである。
きっと何回も見ているブースではあるが、日本の中でも地域特有の植物があるのだと感心してしまった。
(30年近く住んでてそんなことも知らなかったのか・・・。 )
県立美術館
(un)real utopia/本城直季
たのしむ美術館/令和3年第2期コレクション展
同じ県立美術館で入場無料で開催していたコレクション展にも行った。
常設展であるが、「たのしむ美術館」というイベントを同時開催しており、子どもから大人まで全般を対象に美術を楽しむための視点ごとのテーマごとに美術品が展示されていた。
各テーマは以下の通り。
- いろとりどり
- どうやって作っているの?
- 私のベストポジション
- おしゃべりな作品たち
- 探してみようようこそ不思議の世界へ
- 光でえがく 光をえがく
- げいじゅつと文字
「私のベストポジション」では、彫刻やオブジェが展示されており、いろんな方向、高さから作品を見て、自分のお気に入りの角度を見つけようと言うコーナーであった。
自分は絵画が好きなので立体的な作品にあまり関心を持たなかったが、今回のこのコーナーのおかげで、新たな視点を持つことができた。
ちなみに、今回の作品で気に入った作品たち。
画法:作品名/発表年/作者:コメント・紹介
- 油絵:カフェの女/1920/中澤弘光
- 油絵:田園B/1959/瑛九:ふるさと宮崎の田園への心情風景。
- 油絵:ヴェニス、サルーテ教会/1908/ポール・シニャック:自然から受けた感動を表現
- 書:貧/1973/井上有一:「貧」なのに強そう。
- 彫刻(オブジェ):空の水/宮崎/2008/青木野枝
おわりに
自分の住む宮崎市を十分に堪能できた1日だった。
誰かと一緒に回って、感想を言い合う時間もとても好きだが、今日のように自分一人で様々なものを観て、自分がどう感じているかということにじっくり向き合えるのも悪くないなと思った。