底辺エンジニアの私が基本情報技術者試験に合格することができた。
普通のエンジニアの皆様なら、「そんな簡単な試験、当たり前に合格するだろう?」と思うかもしれないが、
私の超絶低レベルな脳みその人間には、骨の折れる試験であった。
合格しただけでも褒めて欲しい。
という言い訳は置いておいて、合格時の自分のスペック、勉強期間、勉強法について、記録として残しておく。
合格時の私のスペック、状況
- 高校(文系)→底辺国立文系大学卒業。
- 未経験でIT企業に就職し、ソフトウェア開発6年目。
- 開発言語は、基本情報技術者試験の午後問題にも、AtCoderの使用言語にも使われていない化石言語。
- 2018年にITパスポート取得。
- 2019年に1度基本情報技術者試験を受験するが、午後問題の対策をほぼせず、午後問題で不合格。
勉強期間、勉強方法
1回目の受験時
勉強期間
1ヶ月(本気で勉強したのは1週間)
3週間ダラダラとテキストを読み、1週間本気で過去問を解く。
勉強方法
- 参考書一巡
- 過去問ドットコム一巡※午前問題のみ
結果
午前問題6.5割、午後問題5割の不合格。
2回目の受験時
2020年に再チャレンジを挑みますが、コロナの影響で春期・秋期共に中止。
2021年にCBT試験形式となり、再チャレンジ。
勉強期間
本気で勉強を始めたのが1月〜3月の期間。
勉強方法
過去問ドットコムで過去問を解きまくる。
午前問題
- 全ての問題を解く。
- サイトのチェックマークを利用し、緑:完全に理解した、黄:たぶん理解したけど間違えそう、赤:理解できてない、のチェックをつける。
- 黄・赤のチェックマークがついてる問題を、繰り返し解き、緑チェックマークが増えるよう繰り返し解く。
午後問題
下記の問題数分、解く→答え合わせ→理解する、を繰り返す。
問題分野が少ないのは、出る分野を絞って勉強しようと思った結果であるが、出題形式をちゃんと理解しておらず、2分野ぐらい未対策の問題が出た。(馬鹿)
- 情報セキュリティ9問
- データベース5問
- システム戦略4問
- データ構造およびアルゴリズム8問
- ソフトウェア開発(表計算)6問
結果
午前問題84点、午後問題。
私にしてはよく頑張った。
よく話題にあがるアルゴリズムの勉強方法について
私はアルゴリズムの教本を買って読む余裕はなかったので、
- 問題の解き方(考え方や記号の意味)を、過去問をやりながら理解する
- 解きながら、実際にどういう流れになっているかを、頭で考え、理解した流れを紙に書き出す
ということを繰り返し行なって、根本的な解き方を理解するようにしました。
結果、午後問題で最高の正答率の88%。
たぶん運がよかった。
令和2年度の合格率について
令和2年度CBT形式の合格率48.1%、それ以前は25%前後。
例年より約2倍の合格率だったよう。
個人的には、以下の理由で高くなったんじゃないかと予想している。
- CBT形式に変わったことにより、試験日を自分の都合で決めれることや午前問題と午後問題の受験日を別日に設定できること
- 2020年に受けれずに勉強を続けてきた人たちが多かったこと
まあ、人がなんと言おうが合格したことに変わりはないので、いいでしょう。
試験を終えてみて
正直、受験してよかったと思っている。
資格なんて不要、という主張をする人もいるが、私のような文系出身底辺エンジニアは、基礎を固める意味で重要な資格だったと思う。
身に覚えのないカタカナ言葉に囲まれて仕事をするのが日常的だったこれまでと打って変わって、知識が日頃の業務に繋がっていくことを身に感じている。
基本情報技術者試験の知識なら、もう全部頭に入っている!という人は受ける必要はないと思うが、
会社で教えてもらった知識のみで戦っている私のような人たちには是非受けてみて欲しい資格だと思う。
次は応用技術者試験にチャレンジする。
いつごろ合格できるかわからないが、これからも底辺エンジニアのチャレンジは続く。