2022年のゴールデンウィーク、自分のために何かしたい。
そういう一心で、出発3日前に急遽決めたこの旅行。
既婚者でも女一人旅してもいいじゃない。
ということで、趣味の美術館巡りの行動範囲を少し広げて旅をしてきました。
旅の目的
以下の特別展に訪れることをメインに、旅行計画を立てました。
- ミナ ペルホネン/ つづく展(福岡市美術館)
- コシノジュンコ展(大分県立美術館)
これまで美術館巡りといったら、西洋絵画の特別展ばかりを好んで行っていました。
でも、自分の視野を広げるためにも、服飾系の特別展にも行きたいと思っていたところに見つけたこの展示会。
これらをメインに、2泊3日で他の美術館、博物館に訪れることにしました。
旅行のお供
例のウィルスの影響で旅行する機会が減っており、自分の旅行スタイルを忘れかけていましたが、私にとってベストの旅行スタイルはこれだ!
文庫本
旅行の移動時間や待ち時間のお供、紙の文庫本。
以前であれば、出発前に空港の書店で気になる本を一冊購入していたのですが、今回は出発が早朝であることと、出発駅に書店がないため、前日に購入。
せっかくの芸術に触れる旅なので、お供の文庫本もそれっぽいものにしました。
ただ、読みやすく、内容もとても面白かったので、行きの電車で読破してしましました。
余談
本を読み進めていると、当時東京藝大声楽科の学生だったKing Gnuのボーカル井口さんが出てきて大変驚いたのである。
iPod Touch
音楽聴く用に昔から利用しているiPod Touch。
現代は、iPhoneにワイヤレスイヤフォンのAir Podsを使って音楽を聴くのが主流なのはわかってて、iPod Touchにイヤフォンコードをぶっ刺してる人なんて、今どきいねーよ、と思いつつ、いつも旅行のメインメンバーのこれ。
まあ一番の理由としては、昔、ニコニコ動画から落とした音楽たちがこれでしか聴けないってことですが。
旅行の時は、オリジナルのプレイリスト「Ibにっき」(知る人ぞ知る)をエンドレスリピートするのが好きなのです。
トラベラーズノート
旅記録用のトラベラーズノート。
2014年にこれを使い始め、かれこれ8年。
レギュラーサイズは、入場券やチラシを貼る用のもの。
最近購入したパスポートサイズは、ふとした時にメモを取る用。
今回各展覧会に訪れた際に、思ったことや展示品のメモを取るのに大変重宝しました。
旅行1日目
話はだいぶ逸れましたが、さっそく旅行記を記していこうと思います。
大分県立美術館
コシノジュンコ「原点から現点」
ファッション業界の私でさえも知っている世界的ファッションデザイナーのコシノジュンコ。
(昔、コシノジュンコの母親がモチーフとなった朝ドラがあり、その存在を知る。)
彼女が学生時代から、世界的に羽ばたくまでの軌跡を知ることのできる展示会でした。
当展示会は全て写真撮影が可能とのことで、気の済むまでいろんな写真を撮影しました。
マネキンでの展示でもハイセンスなデザインを感じることができましたが、やはり服は人が着てからこそ“生きるもの”。
展示されているファッションを実際にモデル達が着用してランウェイを歩くファッションショーの映像をこの展示会で見ることができましたが、展示されているものと比べ、10倍も20倍も美しく、洗練されたデザインであることを感じることができました。
服飾について無知な私までも感心できるデザインを作り出すなんて、やっぱり世界的デザイナーの実力は素晴らしい。
2022コレクション展I コレクションの精華
大分県立美術館の常設展にも足を運びました。
常設展も意外と良い作品がたくさんあって楽しいのだ。
今回特に印象に残っているのは、福田平八郎の『雲』という作品。
大変傷んでた作品を、修復し70年ぶりに公開された作品である。
汚れや破損を直すだけではなく、将来的にメンテナンスしやすいように修繕方法も工夫されていて、大変勉強になりました。
昼食
館内レストランの「Cafe Charite」で昼食を食べました。
注文したのは、せっかくなので開催記念メニューの「かぼすヒラメのりゅうきゅう漬け」。
正直あまり期待していなかったんですが、意外とですね、すごく美味しかったです。笑
お米も、なぜか小皿に追加分も準備してあって、舌もお腹も満足するメニューでした。
大分市美術館への移動
大分県立美術館から大分市美術館に向かうために使った公共交通機関はこちら。
大分市中心市街地循環バスで、美術館巡りに最適のバス。
30分おきに出てるので、すごく便利でした。
車内もおしゃれでした。
大分市美術館
宮廷画家ルドゥーテとバラの物語
ルドゥーテは、マリーアントワネットやナポレオン皇紀ジョゼフィーヌに仕えたベルギー出身の植物画家。
銅版に点を刻みそれを多色刷りする銅版画を作成していた人物である。
あまりにも素晴らしい表現であるので、当時は「花のラファエロ」や「バラのレンブラント」と称えられていたよう。
たしかに、18世紀に作成された作品であるのにもかかわらず、写真なのではないかと見紛う程、植物の細部まで表現されており、大変見応えがある展示会だった。
基本的には彼が手がけた「バラ図譜」の全作品+αが展示されていたが、作品に合わせて、彼が仕えた人たちの人生と花を重ね合わせた展示内容でした。
大分市美術館コレクション展
下記の展示テーマで展示されてました。
- 「没後100年 田近竹邨」
- 「牡丹と薔薇 花と鳥」
- 「河合誓徳と髙山辰雄―ふるさと大分の風景」
- 「It's a Botanical World !!」
大分県出身の画家に関する展示会と、現在の特別展に合わせて「花」をテーマとした常設展でした。
高山辰雄の「朝の音」や石踊達也の「林檎花」といった作品がお気に入り。
あと、まさか常設展で出会うと思わなかった蜷川実花の作品も展示されていました。
大分駅
福岡に向かうために大分駅へ。
大分の郷土料理?を食べるため、駅内の居酒屋へ。
とり天と大分産の焼酎。
それと豚ニラ?
どちらも大変美味しかったです。
大分から博多へ
特急で博多で向かい、閉店間際にラーメンを食べにいきました。
パートナーにおすすめを聞いたところ、「Shin Shin」を紹介されたのできました。
うーん、(胃袋的に)チャーハンはいらなかったな、と思いつつ、ラーメンは大変美味しかったです。
また来たい。
旅行2日目
福岡市美術館に向かうため、大濠公園駅で下車すると、意外と遠かった。
福岡市美術館
ミナペルホネン/皆川明 つづく
この旅行で一番楽しみにしてた特別展。
とは言うものの、正直、ミナペルホネンというと、私は「ほぼ日手帳のデザインの一つで毎回抽選且つ即日売り切れのブランド」という印象しかなく、お恥ずかしながらこのブランドの知識が乏しい状態でした。
のでより楽しむために、ちょっと知識を入れておこうと調べると、ちょうどこの記事を見つけました。
www.1101.com
私がミナペルホネンを知るきっかけになったのほぼ日手帳の会社「ほぼ日」の糸井重里とミナペルホネンデザイナーの皆川明さんが、この「つづく」展に関する対談をしている記事です。
皆川さんのデザイン作りや展示会に対する思いを知ることができました。
ミナペルホネンで作られたデザイン生地たちが並べて展示されているブースから始まりました。
正直最初、これを見ても「ふーん。」としか感じてなかったです。
ミナペルホネンの代表的なテキスタイル「タンバリン」。
このデザインに着目して、プロットや制作工程、このテキスタイルを使用して作られた作品達が展示されていました。
作品(商品?)の展示だけではなく、使用されているデザインの制作工程やプロット、使用する材料など、さまざまなテーマに分かれて展示されていて、それぞれのデザインや作品へのこだわりを知ることができました。
実際に購入され使用された衣類を、所有者のエピソードとともに展示するコーナー。
ミナペルホネンの服は、決して安いものではないので、所有者がどう言う思いで購入したか、これを着ている時に何を感じたか。
そういった知らない誰かの特別なエピソード知ることができて大変興味深い時間でした。
デザインの作り手のこだわり、実際に商品を作る人たちの仕事、購入者たちの生活を垣間見れたことで、このミナペルホネンというブランドが愛される理由がわかった気がしました。
入口と出口は同じところで、デザイン生地たちが列挙されているこのコーナー。
入場する時はなんとも思わなかったこのデザインたちも、この展示会を観覧終える頃には、それぞれ思いのある特別なものたちなのだと、感じ方が変わっていました。
福岡市美術館企画展・常設展
さすが九州天下の福岡。常設展の規模も一段と違うぜ。と感じた常設展でした。
展示概要
- 流れゆく美 日本美術と水
- 新収蔵品展
- 東光院のみほとけ
- 金剛力士像立像
- 絵になる景色 吉田博を中心に
- コレクションハイライト
ここの企画・常設展がとくに印象的でした。
モダンな作品では、様々な文庫小説を銀ペンで塗りつぶした川辺ナホさんの「One Leaf」という作品が印象的でした。
東光院から寄贈されている仏像展示では、存在感に圧倒されました。
仏像というのは、私たち日本人に身近なものすぎるけど、日本人の信仰心がこうやって偶像として表されている仏像の存在感に改めて感じることができました。
版画作品を作る吉田博「瀬戸内海集」は、ベースとなる海とヨットを描いた木版を用いて、朝の風景や昼の風景、夕、夜、霧の風景などを写実的かつ幻想的に表現していて、同じ線画でも色彩の表現でここまで情景が変わるのかととても感心させられました。
まだまだ、語りつきませんが、コレクションハイライトでは、たくさんの良作がありました。
マルク・シャガールの「空飛ぶアトラージュ」では、彼の暗く複雑な心情と夢・希望が混ざり合って表現されており、「あぁ、彼のこの具象的な表現が好きだったなぁ」ということを改めて思い出すことができました。
そのほかにも、こ、これは...な作品のロベルト・マッタ「オルガズムの閾値」や、女体の魚拓ならぬ女択のイヴ・クライン「人体測定(ANT 157)」、空間に虚空を感じさせるアニッシュ・カプーア「虚なる母」、そしてインカ・ショニバレ「桜を放つ女性」。
平日に来館したため、校外学習で来館した中学生がわんさかいました。
彼らは、おそらく作品に関する感想文か何かを最終的に提出する必要があるため、作品の前で一所懸命ノートにガリガリとメモを取っているのを横に、私も負けじとガリガリとトラベラーズノートに美術メモをとっていました。
この三日間で後も先も、熱心にノートを取っていたのは私と中学生だけでした。
昼食:レストラン「プルヌス」
この日も美術館併設レストランへ。
「ミナペルホネン/皆川明 つづく」コラボ・スペシャルコース。
少々お高い3,300円。
平日の昼に一人コースを食べる時間は大変至福の時間でした。
福岡市博物館
ここは以前、ジブリ大博覧会で訪れたことがありました。
古代エジプト展
leidenegypt.jp
古代エジプト、正直全く興味が無いのです。
ですが、興味が無いからこそ、知見を広めるために行きたい。
そう思い、無理やり今回の旅行のプランに入れ込みました。
前半は、エジプト史の歴史や宗教観を発掘品とともに紹介されており、後半には、ミイラや棺の展示がありました。
技術が進歩したことにより、CTスキャンを用いて、ミイラの中身を解剖していくことにもチャレンジしており、包帯をはずさなくとも(包帯を外すと、中の遺体が損傷する)、中に何が入っているか、どのような状態かを細かく解析できるようになったようです。
古代エジプト史は、西洋美術史の始まるその前の時代から存在していたものであり、そんな大昔にこういった文明が栄えていたのだと考えると、エジプトの偉大さを実感せざるを得なかったです。
福岡市博物館企画展・常設展
そろそろ足が痛くなってきた頃ですが、まだ負けずに常設展も回っていきます。
福岡市博物館と言えば、金印「漢委奴国王」。
常設展の最初に展示されています。想像以上に小さい。
その後、福岡の歴史に関する文化資料の展示が続きます。
驚いたのが、私の地域と博多の歴史文化資料のレベルの差である。
展示資料の数の違いももちろんであるが、文化資料さえ都会と田舎の差が表れている・・・。
福岡が文明開花をし続けている一方、我々地元は川の漁や農具の紹介ばかり・・・。
歴史あって今の都会と田舎が存在するのだとつくづく感じました。
それと企画展。
- 人形屋嘉平ー博多人形師 原田嘉平の世界ー
- いきもの文化誌ー海の巻
- 死の考古学
- 福岡の青銅器展
九州国立博物館
気が狂ってると思われそうだが、まだまだ私の旅は終わらない。
福岡市内から少し離れた太宰府にある九州国立博物館まで足を伸ばしました。
訪れた日は20時まで開館してるとのことで、最後の予定に組んでいました。
北斎
先日、地元で訪れた浮世絵特別展で、日本画・浮世絵の魅力に気づいた私。
mcknote.hatenablog.com
ぜひとも、これを機に日本文化も深掘りしていきたいと思い、訪れた北斎展。
北斎と言えば、日本国内のみならず、海外にジャポニズム旋風を巻き越した、日本文化屈指の偉人。
今回の目玉は、やはり「日新除魔図」であろう。
「日新除魔図」とは、北斎が晩年に手がけた作品で、「日新たに魔を除く」ことを願い、ほぼ毎朝獅子や獅子にゆかりのある人間などを日課として描いたものである。
この一部が2017年に九州国立博物館に寄贈され、この作品の全場面が一般公開されるのは本展が初めて。
こういった大変貴重な展覧会に訪れられたのである。
今回の展覧会の構成は以下の通り。
- これぞ、北斎!ー「真正の画工」への道のりー
- 素顔の北斎ー日新除魔図の世界ー
- 名作誕生の秘密ー北斎とゆかりの画家たちー
「冨獄三十六景」をはじめとする北斎の有名な浮世絵を始め、肉筆画、美人画、グレートウェーブの成り立ちなど、北斎のことをより深く知ることができました。
また、平均寿命40年の江戸時代に90歳まで生きた北斎。
ただ、それだけでも凄いが、彼は晩年にこういう言葉を残している。
私の作品で70歳以前に描かれたものは取るに足りない。
80歳になればさらに進化し、
90歳になればその奥義を極め、
100歳になれば神の域に達す。
また亡くなる直前に、
天があと5年命をくれたら、真正の絵師になれただろうに。
という言葉を残しています。
か、かっこいい。
彼が、後世に語り継がれる所以がわかりますね。
九州国立博物館常設展
気づけば19時。
せっかくここまできたのであればと、最後の気力で常設展を回ってきました。
時間が迫っていることとと足が限界に来ていることもあり、あまりゆっくり作品を鑑賞することが出来ませんでした。
いつか必ず再来したい・・・。
今回の常設展の各ブースのテーマは下記の通り。
- テーマ1:縄文人、海へ
- テーマ2:稲づくりから国づくり
- テーマ3:遣唐使の時代
- テーマ4:アジアの海は日々これ交易
- テーマ5:丸くなった地球近づく西洋
今回は、常設展の中に、「かわいい考古学のススメ」という特別展示が行われていました。
数年前に公募で選ばれた「きゅーはく女子考古部」が企画する特集展示で、考古学をよりとっつきやすくしてくれる展示会でした。
考古資料展示の解説は、基本的に少々難しい内容で書かれていることもおおいですが、この「かわいい考古学のススメ」では、「なんだか、かわいい」、「逆にちょっとモダンでは?」と、私みたいな素人でもわかりやすい作品解説が書かれていました。
大変興味深かったです。
帰路
20時目前に九州国立博物館を退館すると、日は落ち、小雨が降っていました...。
しかもスマホの充電は切れてる。
周りには人もいない。
不安と疲労と(おばけが出ないかの)恐怖に包まれながら、記憶を頼りに帰りました。
夜の太宰府天満宮。
こんな人気のなく暗い神社、フリゲでしか見たことないよ!!!
とか思いながら、撮った一枚。
おばけが出るなら、あのカーブミラーだな。
今日一日で、三つの美術館・博物館を訪れた達成感と満足感ととてつもない疲労感を感じながら、
「ああ、誰かと一緒に来てたら、この状況最悪だっただろうな(笑)。ひとりで来てよかった。」
と実感しながら帰ってました。
もちろん、疲れすぎて晩御飯はコンビニ飯でした。
旅行3日目
さて最終日。
足が限界になりつつも、まだまだ行きたいところはたくさんあります。
福岡アジア美術館
アニメージュとジブリ展
福岡アジア美術館で開催の「アニメージュとジブリ展」。
正直、この展示会を見るまでは、各界隈についてニワカな私からすると、なぜアニメージュとジブリ展?という感じでした。
しかし、スタジオジブリが発足するきっかけとなった作品「風の谷のナウシカ」は、アニメージュ発端だったのですね。
70年後半からのアニメブームから始まり、
「ガンダム」のアニメ化とガンプラのヒットの秘話、
本誌での隠れた名作紹介コーナーで第1作目として取り上げられた「カリオストロの城」は監督:高畑勲、場面設定:宮崎駿で、そこからアニメの作家性を見出していったこと、
「風の谷のナウシカ」の連載から映画までの道のり、
そして、ジブリとアニメージュのこれまでの歴史などなど・・・。
そして、展示会造形作家竹谷隆之氏による「風使いの腐海」と「巨神兵のジオラマ」の展示。
以前、福岡市博物館で開催された「ジブリ大博覧会」でも感じたように、このジブリ作品のジオラマは本当に感動しますね。
それらが、本当に実在したのではないかと思わせる作品たち。
本当に素晴らしいです。
想像の100倍以上、中身の濃い展示会でした!
こういう作り手側にフォーカスした展示会、すごく好きなんですよ。
これまで、「アニメージュ」と「アニメディア」って何が違うの?程度の認識だったんですけど、もう間違えません。
福岡アジア美術館 コレクション展
流れるように鑑賞しました。
- アジアの近現代美術ー黎明期から現代まで
- 不安の時代ー1990年代以降の映像表現
- ◯△□
- 日本人作家が描いた挑戦
- 草原の国から〜モンゴル美術の50年
- バナナの葉っぱ作品からSDGsを考える チャクリット・チムノーク
これまで、あまりアジア美術というものに着目してこなかったので、なかなか興味深かったです。
昼食:一蘭(天神店)
福岡に来たら、必ずこれは食べる。
そう一蘭。
少々前に独占禁止法に接触する問題があったようななかったような、けど好きなのには変わりありません。
はい。
美味しい。
もちろん替え玉ありですね。
言わずもがな、大満足です。
福岡県立美術館
最後の展示会の前に、併設喫茶店で一息。
杉浦非水
杉浦非水とは、日本におけるモダンデザインのパイオニアとも言われるデザイナーです。
現在で言う「グラフィックデザイン」の原点であり、三越呉服店のポスターやPR誌表紙などを一手に担っており、看板デザイナーとして活躍していました。
彼のデザインにかける思いがひしひしと伝わる展覧会でした。
ちょうど訪れた日は、本展コラボのピアノショーが開催されており、鑑賞しながらピアノ演奏がBGMになっており、非日常感で大変よかったです。
福岡空港
福岡空港には、「ラーメン滑走路」というラーメン名店が並ぶブースがあるんですが、今回はラーメンはもういいかな、となり、カフェ「Dining Cafe Senka」へ。
この店のバナナシフォンケーキとコーヒーセットがお気に入り。
そして、飛行機へ。
サービスドリンクが鬼滅でした。
おわりに
縦横無尽に歩き回って身体を酷使し、家に帰り着いて寝転がって一言。
「やっぱり家が最高!」
これを言うまでが、私の旅行である。
今回は一人旅ということで好き勝手に旅をし、多くの展覧会を見て、自分の知見を広げることができ、本当に本当に良い経験をしました。
各展示会、満足いくまで鑑賞したり、メモを取ったりしながらだったので、ひとつの展覧会で2時間も滞在し、これ以上ないぐらい満喫できた3日間でした。
旅行後数週間は、譫言のように「タノシカッタ...タノシカッタ...」と言ってました。
これまで、西洋絵画ばかり好んで展覧会に訪れてましたが、今回は全く他ジャンルということで、本当に新鮮な気持ちで新たな視野を手に入れることが出来たのではないのかなと思います。
この旅に出てよかった。
こういう時間を大切にしていきたいですね。